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出題分析と予想


この講では、過去の論文テーマをじっくり見て、試験主催者側の考えを読む試みをします。
しかしながら、当然あたらない場合もありますので、その場合も当方は責任を負いません。
それでも見たい方は、以降お進みください。


とりあえず、過去の問題を見てみましょう?>

表:AEの過去出題テーマと出題年、テキストのどこの部から出題されているか

テーマ

CAITのテキストの部

出題
回数

H11

H10

H9

H8

H7

H6

データ設計

第2部システム分析と要求定義

2

(問1)

(問1)

企業間データ交換

その他

1

(問2)

移行関連

第5部移行運用計画

2

(問3)

(問2)

CASEツール

その他

1

(問1)

プロトタイピング

第2部システム分析と要求定義

1

(問2)

性能改善

第4部デザインレビューとシステムテスト計画

1

(問3)

業務分析設計関連

第2部システム分析と要求定義

2

(問1)

(問1)

クライアントサーバ関連

第2部システム分析と要求定義

2

(問2)

(問3)

システムテスト

第4部デザインレビューとシステムテスト計画

1

(問3)

ソフトウエアパッケージ

第2部システム分析と要求定義

1

(問2)

システム間連携

第2部システム分析と要求定義

1

(問3)

情報セキュリティ

第2部システム分析と要求定義

1

(問1)

ユーザーインターフェース

第3部外部設計

1

(問2)

レビュー

第4部デザインレビューとシステムテスト計画

1

(問3)


<平成10年度、秋の落胆>

このページの主催者は、平成10年にAEに合格しました。その試験対策ということで、所属する会社の論文講座に参加しながら、過去問分析を行っていました。

表をご覧になると分かると思いますが、AE論文テーマは平成6年のスタートから平成9年のシステムテストを最後に一巡が完了しています。


平成9年は、過去に出題されたテーマがまた出題されており、今後は、過去テーマを押さえれば合格できると思っていました。

そのため、過去テーマを徹底的に責めることをしていました。

しかしながら、平成10年度は、@CASE、Aプロトタイピング、B性能改善の過去問にも、CAITのテキストにもほとんど記載されていない新種のテーマでした。神戸で試験を受けていたのですが、午後Uの問題用紙を見たときは、5分くらい放心状態でした。


<これって、経験がないと全く書けないんじゃないの?>

確かに、午後Uは経験に基づき書くことが要求されてますけど、これはあんまりではないの?それまでの問題は、オーソドックスで、ある程度システム開発経験とCAITのテキストで勉強すれば、なんとかなると思いましたけど。これは「経験がないと書けない!」と放心状態の5分の間に思ってしまいました。

しかし気分を変えて、自分の経験を走馬灯のように思い巡らせると、何とかBの性能改善でかけそうなやつが浮かび、書ききることができたんですけど。(ちなみにそのときの論文は掲載していますので、ご覧ください。)


AE論文は、専門的、技術重視になった?>

確か平成10年の試験終了後、「AEの試験は午前と午後Tが簡単になり、午後Uが重視された」と情報処理試験関連会社でコメントされていたと思います。その結果が平成10年度の論文だったと理解しました。


<ところが…>

平成11年度は、@データ分析系、A移行系が返り咲いています。これってオーソドックスなテーマですよね。試験主催者側に何が起こったのか?


<平成10年度の論文結果がいまいちだったとしか考えられない>

自信をもっていいますけど、平成10年度の論文の出来がいまいちだったに違いありません。情報処理技術者の試験は、しばらく人気が下降していた時期があり、最近はまた上昇しているはず?です。あまり書きにくい論文を出題すると、AE試験の人気に影響を与えるため、


「もっとオーソドックスな問題にしろ」

と天の声があったのではないでしょうか?

しかしながら、実務担当者は


「そんなこと言っても、優秀な情報処理技術者の育成のためには、最新ネタも勉強してもらわないとまずいですよ。ならこうしましょう。1門はオーソドックスネタ、1問は時事ネタ、もう一問は、オーソドックスかつ時事ネタで行きましょう。」

こんな会話が行われたに違いありません。


<オーソドックスネタ、時事ネタ、複合ネタとは?

平成11年には、移行系が平成7年以来のカムバックです。これは典型的なオーソドックスネタ。

企業間連携は、イントラネットとイントラネットの企業間接続…いわゆるエキストラネットのネタです。インターネットを利用した企業間ネットワークにも通じます。いわゆる時事ネタです。

複合ネタとはオーソドックスながら、最新の動向にも両方かけるネタです。「データ設計」は、データウエアハウス、データマート、OLAP、データマイニング、BIなどのキーワードの中心的ネタです。これらは、大量データを相手にするので、効率を勘案したデータ設計という平成11年のテーマは見事に合致します。

しかしながら、昔ながらのシステム設計でも当然考慮することであり、多くの受験者が選択できます。よい問題だと思います。ほんとうに。


<これらをまとめ、平成12年秋の論文を予想すると…>

@オーソドックス問題は、「レビュー」あたりがあやしい。

3巡目はまだないでしょう…ということで、データ設計、移行、業務分析、クライアントサーバーは除外します。(ただし、クライアントサーバーというジャンルは、あたりまえの世界ですので、あえて「クライアントサーバーを書け」という問題は出てこないと思います。平成11年度も、移行にせよ、データ分析にせよクライアントサーバーでも、ホストスレイブでも、オフコン(古い)でも書けますから。レビューは、AEにとって大事な技術です。ただし、他の2巡目のテーマと比べると、どうしても後ろ回しになるのかも知れません。システムテストも怪しいですが、システムテストは業務要素が大きく、採点しずらいのではないかと思います

A複合ネタは、ずばり「情報セキュリティ」か「パッケージ(ERP)」

これも、どんな開発でも考えるべき内容で、インターネット、モバイルなどのシステムオープン化のキーワードです。最近は午後Uにもよく出ます。午後Uの出題から少し遅れて午後Uに出題されるケースはよくあります。最近出題されていなかったこと事態が不思議。ERPも対抗馬ですが、これは経験がないと書けないので、選択されるかは、いまいち自信がありません。

B時事ネタ

これの予想が一番難しいと思います。時事ネタの要件を満たすのは、新規顔出し+最近のキーワードです。これもインターネット系だと思います。社内クローズシステムと不特定多数の個人を相手にしたときに考慮すべきことを答えよとか。でも情報セキュリティと思いっきり重複しそうですし、もしかしたら、こちらにERPが出るかもしれません。ERPもだいぶこなれてきたので…


<さて、予想はあたるか外れるか?>

ふざけたことも書いたと思いますが、私自身はこの読みに相当自信をもっています。あたったら励ましのメールをください。

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