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         退院者のカルテ・H13度(合格体験記)


このクリニックで添削治療をうけ、見事完治したSEE見習さんのケースです。驚くべきことに!この患者さんは「学生」さんです。
学生の身分では不治と思われる論文病を克服した珍しいケースです。


AE試験合格体験記

 こんにちは、SE見習いです。「Drエーロンの論文治療クリニック」には大変お世話になりました。エーロン先生の出題予想のおかげで合格できたようなものです。
ぼくは、システムエンジニアの経験をほとんどもたない学生(大学院生)なので、あまり他の方の役に立つとは思えないのですが、こういう例もあるということで、合格体験記を送らせていただきます。

1.AE試験受験の動機
 ぼくは、去年(2001年)の2月に就職活動の一環で某社のインターンシップを受け、そこで3週間、SEの見習いのようなことをさせていただきました。文系の学生ということもあって、今までは、パソコンにふれても電子メールやインターネットを使うくらいがせいぜいだったのですが、そこでHTML文書の書き方やそのアップロードの仕方などを教わることで、システム開発に興味を抱くようになりました。インターンが終わるころ、そこの主任の方に、SEを目ざすなら情報処理技術者試験を受けてみたらと勧められ、アプリケーションエンジニア試験を受けることになりました。今思えば、なぜ、ど素人のぼくがいきなり高度試験なのか謎ですが、その人はAE試験に去年受かったと言っていたので、おそらく余ったテキストを片づけたかったのでしょう。その主任さんは、今度はプロジェクトマネージャー試験を受けるということでした。
5月にその会社に就職が決まったので、そのとき初めて、もらったテキストを開いてみて、その難しさに驚きました。主任さんが冗談で、「君が受かっておれがPMに落ちたら、おれ、この会社やめるね」などと言っていたのも納得でしたが、試験には落ちても、試験のためにする勉強はいずれ役に立つだろうと思い、受けてみることにしました。

2.試験対策
 本格的に試験勉強を始めたのは、8月に入ってからでした。午前の問題は、やたらとアルファベットの略語が多くて、なかなか文章を読むだけではおぼえられないので、繰り返し紙に書いておぼえました。午後Tも過去問を中心に、正規化の手順やデータフロー図など、文章で与えられた情報からどうしてその図になるのかを理解するために、何度も自分で図を書いてみました。いずれも留意したのは、実際に手を使って書いてみるということです。最近は手書きの機会はめったにないので、こうして書いておぼえるようにしたことが論文の練習にも多少はなったかと思います。
 実際にシステム開発に携った経験のないぼくには、とりわけ論文作成がネックになるのはわかっていたので、いくつかのテーマに沿って事前に答案を用意しておき、本番では、問題に合わせてそれらを組み合わせて書くつもりでした。そのため、エーロン先生のページや参考書などで多くの論文例を読み込み、また、論文のネタにとインターネットで各社のシステム導入事例を収集しました。そうやって、イメージトレーニングというか、ある問題を見たとき、ストーリー展開として、「最初にどんな方法を試し、それのどこがまずくてどこを工夫したか、最後に今後の改善点としてはどんなものがあるか」がすぐに思い浮かぶように練習しました。逆に、導入事例を見る場合には、答案に使えそうな失敗談とその解決策に目を留めるようにしました。
 そうは言っても、事前にちゃんと作った答案は、エーロン先生の予想に従った「WEBアプリケーション」と「セキュリティ」のふたつだけだったので、他の問題が出ていたら、手も足も出ないところでした。

3.実際の試験とその後
 実際の試験では、午前も午後Tも、おぼえていないことが出たり、時間が足りなくなったりと思うようにいかなかったのですが、やはり最大の難関は論文でした。問題自体は、エーロン先生の予想のとおりだったのですが、いざ白い答案を目の前にするとどう書けばいいのかわからなくなってしまい、焦りながら、用意しておいた「セキュリティ」の答案を思い出して、時間内に何とか3000字に足りないくらいの量を書くのが精一杯でした。はっきり言って、論文設計も時間配分もあったものではなく、記憶を頼りにひたすら写しただけでした。
自己採点の結果は、午前も午後Tもあまりよくはなく、論文以前に足切りになっていても不思議はなかったので、すっかり落ちたと思い込んでいました。合格発表も見ていなかったので、合格証書が書留で届いたときは本当にビックリしました。
それから、4月から上司になるはずの例の主任さんは、PM試験に無事合格し、クビにならずにすんだそうです。

4.まとめ
 正直言って、運よくヤマが当っての合格としか思えないので、自分ではまだアプリケーションエンジニアなどと言えるような実力が身についた気はまるでしないのですが、ただ、ほとんど経験のない学生という身分だったことで、
@(何しろ定職に就いていないので)試験の直前に集中的に勉強時間が取れたこと。
A実際に携ったシステムについて必要以上に詳しく書いてしまったせいで、全体のバランスが崩れる、ということがなかったこと(というか、詳しく書きたくても書けないんですけど)。
の2点が有利に働いたと思います。
 4月からは実際にSEとして働くことになっています。試験で学んだこともそれなりに役には立つでしょうが、やはり実際の業務に就いてみないとわからないことが山ほどあると思います。以前エーロン先生が書かれていたような、単なるシステム開発屋ではない、真にシステムの目的を理解した技術者になれるよう、今後努力していくつもりです。

SE見習い 27歳 京都市在住(就職後は関東の予定) 学生

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