
退院者のカルテ・H13度(合格体験記)
このクリニックで添削治療をうけ、見事完治したOkasyuさんのケースです。
こんにちはOkasyuです。
ドクターには大変お世話になりました。この度念願かなってアプリケーションエンジニア試験に合格しました。インターネットで合格番号を見た時、本当に自分の番号なのかと何回も見直してしまいました。(宝くじを見ているようでした)遅くなりましたが、私の合格体験記をお送りします。
【Okasyu合格体験記】
1.午前・・・免除でした
私は春期試験でソフトウェア開発に合格していた為午前試験は免除されました。これで午後の対策に集中する事ができました。実際午前問題で足切りされ、自信のあった論文を読んでもらえなかったという方もたくさんいらっしゃった事を思うと、免除された事は大きかったのではないかと思います。今後AE合格を目指される方は、まずソフ開の合格を目指してはどうでしょうか?
2.午後T・・・油断大敵
過去問題を解いてみると午後T問題はそんなに難易度は高くないという印象を受けました。
しかし、試験本番ではこの午後Tが鬼門でした。問題自体は難しいという印象はなかったのですが、油断していた為ペース配分がうまくいかず、焦ってしまいました。結局、配点の高い問題は全く解けず、自己採点では7割程正解していたのですが、TACさんの配点に基づいて採点すると、150点満点中60点という散々な成績になってしまいました。
自己採点直後は「論文も読んでもらえず不合格なんだ」と愕然としてしまいました。
今思えば、この午後Tで足切りされなかったのはラッキーでしたが、今後受験する皆さんはここで足をすくわれないように気を付けて欲しいと思います。論文を読んでもらえずに不合格だなんで浮かばれないです。
3.午後U・・・論文対策は
論文試験対策は苦労の連続でした。毎日ドクターの治療に通いながら、納得しつつもいざ自分が書こうとすると全く書けませんでした。設問アを初めて記述するのに6時間もかかってしまいました。(3日かかりました)それで書けたのがたった19行でした。設問イ、ウに至っては何を書いてよいのかも全く分からず、AE試験を断念しようとさえ思いました。
そんな私でしたが、回復のきっかけとなったのが論文の組み立て方を覚えた事でした。
(私はこれを論文設計と呼んでいます)
それまで何を書いていいのか全くわかりませんでしたが、まず問題文を読み、骨組みを組み立てることができれば、あとはそれに沿って書くだけなので、非常に楽になりました。 あとは手書きで何度も論文を書きました。私は文章を書くのが苦手だったのでとにかくたくさん書きました。(設問アしか書けなかった論文を含めて13作書きました)
ワープロ書きではなく実際に手書きで練習したことで、ペース配分がよくわかりました。
ちなみに手書きで練習したことで、自分には鉛筆が一番合うことがわかりました。
ドクターお勧めのDr.Gripも試してみたのですが、重たくて途中で手首が痛くなってしまいました。(笑)
試験問題は運良く私が対策したユーザインタフェース設計の問題が出題されました。
ただ、WEBシステムにおけるユーザインタフェース設計という問題であったため、通常のユーザインタフェース設計のポイントを押さえつつ、WEBシステムの特徴を押さえるように工夫したのが良かったんじゃないかと自己分析しています。
4.これから受験される方へのアドバイス
私の経験とこのホームページの復習を兼ねて、これからAE(及び論文試験)を受験される方々への勉強のポイントを整理しようと思います。
(1) 手書きで練習する
私がお勧めする最大の勉強方法は、論文を手書きで記述することだと思います。手書きによるメリットはたくさんあると思います。
まず、ペース配分を把握することができます。2時間で2400字以上書くというのは、ある意味超人的です。(少なくとも論文未経験者にはとてつもない記述量だと思います)
手で書くことで(できれば時間を計りながら)ペース配分を確認できます。ちなみに私は、以下のようにスケジュールを立てて記述していました。
・開始 0分〜開始 15分・・・業務経歴アンケート記入、問題選択、論文設計
・開始 15分〜開始 30分・・・設問ア回答
・開始 30分〜開始 90分・・・設問イ回答
・開始 90分〜開始110分・・・設問ウ回答
・開始110分〜開始120分・・・見直し
このスケジュールでは設問アの回答に15分しかとっていませんが、設問アは事前にある程度準備できるので、15分程度で記述できるようになれば、設問イの回答に十分時間をかけることができます。
次に、2時間論文を書き続ける集中力と精神力がつきます。2時間書き続けることは、かなりの精神的苦痛を伴います。何回も手書きで練習することで持久力がつき、2時間書いても集中力が途切れないようになります。
またワープロ書きとは違って様々な問題があるので、本番を想定した練習ができます。
例えばシャーペンや消しゴムなどの文具の選択、誤字脱字の確認(ワープロだと自動変換されるので見落とすことが多い)など、ワープロ書きでは気づかない事があるはずです。
(2) 論文設計をする
皆さん出題される問題によってそれぞれ得意/不得意があると思います。過去問題を見ると自分が書けそうな問題と、全く書けそうにもない問題とあるはずです。私のお勧めする勉強方法は書けそうにもない問題でも論文設計を必ず行うことだと思います。内容を書けなくても、論文設計はできるはずです。論文試験のポイントは問題文の趣旨に沿って回答することです。
これを繰り返し練習することで、どのような趣旨で書けばよいのかがわかります。書けない問題でも書けそうな気になります。(実際書けないですが・・・)
参考までに私が試験で実際に行った論文設計を添えておきます。論文設計の具体的な方法については先生のページを見てください。
<<参考:平成13年 設問1>>
1.私が携わったシステムの概要と利用者の特徴
1−1.私が携わったWebシステムの概要
1−2.考慮した利用者の特徴
2.私が行ったユーザインタフェース設計
2−1.インタフェース設計において重視した点
2−2.高い操作性を実現するために工夫した点
2−3.応答性を確保するために考慮した点
3.ユーザインタフェース設計の評価と改善点
3−1.ユーザインタフェース設計の評価
3−2.今後改善したい点
(3) 防寒対策を万全にする
試験は10月です。試験当日そんなに寒くなくてもなるべく暖かい服装で試験に臨んで欲しいと思います。
私は以前、試験中寒すぎて全然問題に集中できなかった経験があります。試験会場は意外と寒いところが多いので、なるべく暖かい服装で臨むように心がけています。試験対策は万全でも、防寒対策を怠っていたために、100%発揮できなかったとなればくやしいです。
ところでふと思ったのですが、論文ってシステム開発に近いところがありませんか?
例えばあるシステムを構築するときに、いきなりコーディングをする人っていませんよね(笑)まず、ユーザの要求内容を理解して、外部設計、内部設計を経て初めてコーディングに入る訳です。論文もいきなり書き出したのでは何も書けません。システム開発と同様、順序を経て考えていかなければいけないと思います。論文の組み立てをシステム開発に置き換えたらこうなるのではないでしょうか。
要件定義・・・・・まず設問を読み、よく出題内容を理解する。
外部設計・・・・・論文の骨組みを組み立てる。
内部設計・・・・・各章で何について書くかを考える。
これらの設計ができて初めて書き出す(コーディング開始)のです。常にペース配分を考えて書かなければいけませんし(工程管理?)
誤字・脱字がないかチェックしなければいけません(単体テスト?)
設問ア〜ウが起承転結になっているかを確認し(結合テスト)
2400文字以上書かなければいけません(総合テスト?ちょっと強引!)
そして、出題者の要求を満たす論文がかけてこそ合格となるわけです。
論文を書くことができる = 設計・開発ができる
= アプリケーションエンジニアとしてふさわしいとなるわけです(すごい哲学だと思いませんか?)
かなり長文になってしまい申し訳ありません。この体験記が今後受験される方へ何かのお役に立てたら幸いです。
今年受験される方、是非とも合格目指して頑張ってください。私自身も今後PM、AN合格を目指して頑張ります。
以 上
Okasyu
大阪在住
ソフトウェア企業勤務
WEB系アプリケーションエンジニア


Copyright ©2000 :2002 OFFICE A-RON
all right reserved