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退院者のカルテH13/H14(合格体験記)

このクリニックで添削治療をうけ、AE・PMに合格したこーちんさんのケースです。


 合格体験記をお送りいたします。
以下長文となりますが、これから受験されるかたのご参考になれば...と思います。

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 ソフトウェア企業に入社以来、ソフトウェア開発の下流工程〜上流工程を一通り経験してきた。
 H9年に出産、約1年の育児休職、3年間の短縮時間勤務をしたことをきっかけに、会社での担当業務のみに追われるのではなく、客観的に評価できるスキルを身に付けたいと考え始めた。
 H11年当時、すでに入社12年目であったが、まずは基本を見直そうと思い、旧「一種」から受験することを決意した。
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●H12年春:旧「一種」合格
<通信教育>ITECの短期コース
<問題集 >ITEC 予想問題集(上記コースに含まれる)
<学習法 >
 通信教育のテストで自分に弱い分野を把握し、基本的には以下の方針で問題集を解いた。
   午前問題は、自分の弱点部分を重点的に強化
   午後問題は、出題傾向の高い分野をまんべんなく「全体7割」を目安に
<結果と反省・感想>
 10年も仕事をしてきて、今さら「一種」受験するのは....と躊躇する気持ちもあったが、自分のスキルを確認することと「一種」は知識の基礎固めだからとにかく合格したかった。気分的には「背水の陣」という感じだったので、合格発表はホッと体の力が抜ける気分だった。

●H12年秋:「AE」不合格
<通信教育>TACの論文対策コース
<問題集 >ITEC 予想問題集
<学習法 >
 午前問題は、春の一種と比較してAEのほうがかなり易しく感じられたので殆ど学習せず。
 問題集は午後T対策に重点をおき、午後U対策は通信教育で2回論文を書いた。
<結果と反省・感想>
 午後Uの試験では「書いては消し、書いては消し」を繰り返してしまい、結局設問イまでしか回答できず、文字数も足りない状態だった。この時は、午後Tまでの感触が良かった(午前8割、午後T7割)だけに、試験後はガックリと気落ちして帰宅した。
 通信教育の論文は2時間以上の時間をかけて「提出用」(3300字程度)を作成してしまったため、時間内に論旨を整理して記述する訓練は全くできていなかった。また試験の当日は、準備論文で記述した内容を思い出しながら自分の経験を書こうとしていたため、今にして思えば出題の趣旨に対して回答にズレがあった。

●H13年秋:「AE」合格
<問題集 >前年度購入のITEC予想問題集(新規購入せず)
<学習法 >
 新制度となり、午前問題はAE、PM、ANが共通問題となることから、細かな技術的な問題より経営関連の問題が増えることを予想した。午前対策としては、経営関連と法規関連のみ問題集を見直した。
 午後T対策はほとんどせず。
 午後U対策をどうしようか...と考えていたところ、7月頃エーロン先生のページを知り、それ以後、毎晩のようにアクセスしては、エーロン先生が言わんとしていることの意味を考えた。
 過去の論文問題を印刷して通勤途中の電車内で読み、自分ならばどのような論旨で何をポイントに記述するかを考えるようにした。問題の趣旨に沿って、自分が書こうとする論文の骨組みを短時間で組み立てる練習にポイントを置いた。実際に書いた論文は1回。
<結果と反省・感想>
 当日の午後U試験では、設問ア〜ウ合わせて、2500字程度書くことができ、見直しをする余裕もあった。
 事前に書いた論文は1回であったが、時間と文字数を強く意識して書いた。その結果、多少の見直し時間も考慮すると、自分には2600字程度が限度と実感できたので、本番でも「設問イ」の回答を長くしすぎないよう意識した。
 「AE」はぜひ取得したいと思っていたので、非常に嬉しかった。

●H14年秋:「PM」合格
<問題集 >経林書房 過去問題&分析
<学習法 >
 午後T対策としては、問題集で過去の問題傾向を見た(実際に解いてみたのは2〜3問)
 午後U対策としては、前年度の「AE」同様に、過去の論文問題を印刷して通勤電車内で読み、論文記述内容をイメージする練習をした。事前論文は書かなかった。
<結果と反省・感想>
 実業務ではPMというより、リーダ(AE)&品質管理者の立場であるため、論文は「PM補佐として開発グループのリーダおよび品質管理責任者を兼務した」と記述した。また、論文は最後まで書ききれず「以上」どころか、設問ウの最後の部分で尻切れになってしまった(文章としては、完結していたが、あと2〜3行程度書きたかった)。
 業務システムの内容は異なっても、PMの出題内容は、現実の仕事面でも類似のケースが思い当たるものが多かった。当日の午後Uも自分が経験したことを記述できるテーマが出題され、運が良かった。 

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●その他
<短い時間を活かす>
 自宅では、子供が起きている間は勉強はできない。自分の自由になる時間は通勤電車(片道40分)と11:00PM〜6:00AMの間なので、うまく睡眠時間を調節しながら、自分のやりたい事と学習の時間を確保する。
 問題集を見るのは通勤電車の中と決め、深夜・早朝はエーロン先生のページにアクセスしたり、技術情報関連のページをアクセスするようにしていた。通勤電車が混んでいて問題集を開けない時は、印字した過去の論文問題を読みながら、問題の趣旨に沿って論文の骨組みを考え、自分が書こうとするポイントを絞る練習をした。
 電車の中も寝てしまったり、深夜・早朝も仕事の持ち帰りがあったり、起きられなこともよくある。勉強できない日があってもそれは仕方ないと割り切って、眠い時には寝る。スッキリ起きたら気持ちを切り替えて集中することが大切。仕事と同じで、ダラダラとやっていたら一日何時間も勉強したって効果はあがらない。
 「試験」という限られた時間内で回答することを考えると、短い学習時間というのは逆に良い効果があるかもしれない。

<時間を意識し、後戻りを減らす>
 2時間の制限時間内に手書きで2400字以上のマス目を埋める場合、書いた文章を何度も消して書き直している余裕は無い。書き進めながら多少の誤字や短文を直すことはできるが、書きながら数行前に戻って修正しようとすると、それ以降に書いた文章全体に影響してしまう。
 @試験の場で提示された問題文を読み、選択するテーマを決める。
 A選択した問題の趣旨を理解して、自分の経験業務に結び付けて論文の骨格を考える。
 B設問イに書くポイントを絞り込んで全体の配分をイメージする。
 C自分の描いた骨格・配分イメージに従い、書き進む。
 @からCのなかでABが「論文設計」と言われる部分に該当すると思うが、実際に紙の上に文字を書く前にしっかり考えて、一文毎に頭の中で推敲しながら書き進めていくと後戻りは少ない。
 思いつくままにコーディングして、テストしてから修正するよりも、きっちりと設計・レビューをしておいてコーディング、テストした方が後戻りが少ないのと同様である。

<自分のクセ、得意不得意分野を把握する>
 問題集の問題を全て解いてみる余裕がある人は全問やってください...と言うしかないが、私の場合は気力的にも体力的にも衰えているので、問題集は一部しかやらない(やれない?)。問題集の先頭から順次勉強してたら、後半は目を通すこともなく試験日を迎えることはわかっているので、不得意な部分に絞って勉強することにしている。
 午前問題、午後T問題に関しては、問題集にザッとに目を通すうちに自分の不得意分野がわかってくる(これは答えられそう、これは全くわからない...と感じるレベル)。また問題集には過去の出題傾向や出題予想などが整理されているので、自分の不得意分野が頻出傾向にあれば、その分野に重点をおいて勉強すればよい。100%正解する必要はないので、場合によっては「出たら捨てる」という選択肢もある。
 午後Uの論文に関しては、最低1〜2回は実際に2時間で手書きをしてみて、如何に自分が「書けない」かを実感してみる。私の場合、「設問イ」に対して自分の実施したことをあれもこれも...と思いつくままに盛り込もうとしすぎ、2時間以内では「設問ウ」が書けないクセがあった。「設問イ」は、自分が実施した施策を2点ぐらいに絞って記述するように意識した。


●最後に
 受験するかたは「自分は何のために情報処理試験を受験するのか?」一度考えて欲しい。
 私は「なぜ仕事をするのか」「どんな仕事をしたいのか」「今の仕事が好きか」そんなことを考え続ける2〜3年があったので、その延長線上に情報処理試験の受験があった。(「AE」を取得したかったので、まず「一種」から...)
 情報処理試験の資格取得については、「単なる受験勉強で仕事には必要ない」「自分の担当している業務には関係無い」「会社で言われたから仕方なく受験する」と考えている人もいると思う。以前は私も同様に考えていた。
 しかし、特に「AE」の学習をするうちに、資格取得のための学習は以下の効果もあると感じるようになった。
 ・実務のみでは経験できない業務や手法を知り、知識を広げる
 ・職場の方言(各社流の開発手法)に偏らない『標準』を知る
 ・自分の実施業務を見つめなおし、整理、反省できる
 ・自分自身のスキルを客観的に確認できる(不得意分野の把握)

 大切なのは、資格取得のための学習を実務と結びつけ、受験勉強することの意義を感じることだと思う。どうせやるなら「役立つ」ように、前向きに考えた方が良い。
 学習したことを知識として蓄積するだけでなく、それを実務応用してみることで、自分自身の仕事を変化させることもできる。(学習→実務)
 また、実務で経験したことや、職場の上司・同僚の作業を、出題された問題と結び付けて考えると学習の効果もあがる。(実務→学習)

 試験はあくまでも試験である。結果は運にも左右される。「合格した人=仕事ができる人」というわけでもない。それでも試験のために勉強をしたり、論文という形で自分の経験業務をまとめることは、自分の仕事のやり方を見つめなおし、業務遂行上のスキルを高めるうえで決して無駄ではない。
 論文問題は、3問の中からの1問選択であるが、1つくらいは直接または間接的に業務で経験したことが含まれると思う。2年受験して、選択できるテーマが2年とも無かったという人は、再度自分の実施している作業や職場の同僚の作業を見つめなおした方が良い。事前に10も20もテーマを上げて論文準備をできる人は少ない。それより、過去の試験問題と実際の業務の内容を、「多少こじつけかな...」と思いつつも結びつける練習を繰り返しておくことにより、試験本番でも出題された問題と自分の経験を短時間で結びつけて論文設計をすることができるようになってくる。
 私はエーロン先生のページのおかげで、この論文対策を身につけた。またそれによって、自分の実務経験や職場の仕事の進め方を客観的に見直すことができるようにもなった。客観的視点は、業務の改善にも役立つ。
 エーロン先生に本当に感謝しています。
 

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