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退院者のカルテ・H14度(合格体験記)

このクリニックで添削治療をうけ、見事完治したTAKUROさんのケースです。
なお、TAKUROさんは芦屋広太論文塾の卒業生です。


○受講動機
 平成13年春季のソフトウェア開発技術者試験に運良く合格したため、ダメ元で午前免除が生かせるアプリケーションエンジニアの取得を考えた。このころ入社3年目で、設計スキルを要求されてきたのも取得の動機。

○不合格履歴
 平成13年秋季に不合格。試験結果は下記の通り。
 ・成績(推定)
   午前:免除
   午後:自己採点80〜90点
   論文:「Webシステムのユーザインターフェースについて」
 ・事前対策
  午前は免除。午後からの重役出勤なのでとても楽。
  午後対策は、過去問をひたすら解いた。
  論文対策は、なんとなし。
 ・感想
 午後はなかなかの出来。全部自信をもって回答できた。論文は、題意にまったく沿っていない独善的な記述であったと考えている。この問題は、自分の業務(Webアプリ構築)に近いため飛びついた。
 しかし実は明確な答えがないため、非常に書きづらいというか、採点者よって点数の変わる、微妙な論文ではないかと思う。

○合格時
 平成14年度秋季に合格。試験結果は下記の通り。
 ・成績(推定)
   午前:免除
   午後:自己採点70〜80点
   論文:「新技術の導入について」
 ・事前対策
  最後※の午前免除。やっぱりとても楽。(※SW取得後2年まで)
  午後対策は変わらず、過去問を解いた。論文対策は、論文塾を受講。他、合格論文集を購入、読破。
  実は事前に論文をフルで書いたのは、論文塾で書いた1回のみ。ほかには論文のストーリーを5つほど作成したのみ。
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 ・論文内容(あらすじ)
  設問ア(800字)
   システムの概要:
     顧客の説明(規模、業種等)
     部品の受発注を行なうWebアプリ
   導入した新技術:
     顧客の要望により、開発言語としてJavaを用いる
   PJ要員の経験:
     PG経験はあるが、Javaでの開発経験は皆無
     またメンバ間で、PGスキルにばらつきがある
   自身の立場:
     アプリの設計責任者として、AEの立場でPJに参加した
  設問イ
   取組んだ事項:(800字)
     1.あらかじめ調査が必要と感じ、事前調査の実施
     2.メンバの大幅なスキル向上のため、経験者からヒアリングの実施
     3.スキルを横展開することにより、開発メンバのスキル向上
     4.スキル/予算がない中でのトラブル対策として、Q&A体制の確保
   工夫した点:(1600字)
     下記の一連の流れを設計〜開発工程までに行なった
      1'. 事前にインターネット/本での概要調査
        納品サーバをPJ早期に購入して動作確認
      2'. 社内からシニアプログラマをPJに参加
        PMと相談した結果、予算の関係でシニアプログラマは設計工程時まで
        設計工程時に、シニアプログラマで開発基準とサンプルPGを作成
      3'. 設計工程完了時、シニアプログラマより開発基準の説明会を開催
        シニアプログラマに難易度を選定してもらい、軽いものから開発
      4'. PG開始から、シニアプログラマにQ&A窓口を依頼した
  設問ウ
   評価:(800字)
     制限のある予算と時期の中において、最大限のスキル向上が見られた
     開発基準の策定をシニアプログラマに依頼した点が成功のもと
     Q&A窓口を明確にすることで新技術理解のぶれが生じず、不要な混乱を避けた
   反省:(800字)
     シニアプログラマが確保できない場合は上記の方法は取れない
     また開発担当者がPG経験があるものが多かったことに救われている
     これらの対策を今後検討しなくてはならない

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  論文の内容で配慮した点は下記の通り。

   a.確実に題意に沿った論文を書く
    キーワードをふんだんに盛り込む、
    問題に対する解答になっているか確認する。

   b.奇抜なアイデア・スキル自慢に陥らない
    アイデアコンテストではない。
    スタンダードでIT関係者なら誰でもわかりやすい事例を紹介する。
    事実、「新技術の導入について」での新技術は、
    「Javaを用いた開発」だった。
    問いかけにある議題に対し、教科書どおりの対策を記述する。
    恐らく採点者は奇抜なアイデアは理解できないし、
    スキル自慢は面白くない。

   c.自身の考えを主張する
    bにある通り、教科書通りの対策を記述するが、
    どうしてその対策をするに至ったのか、
    現象→原因→自身の考え→対処→結果をプロセスを書く。

   d.アプリケーションエンジニアとしての役割を念頭に置く。
    AEの上にはPM、AEの下にはSW開発者がいる。
    AEは自ら開発を行うポジションではない。
    つまり開発プロフェッショナルは別におり、
    開発工程は彼らに一任する。間違っても大将自ら切り込まない。
    また予算を管理するポジションではない。
    予算に差異が発生した場合は、PMに相談することとなる。

   e.人との協調を主張する
    多人数が参加し、その協力関係の中で仕事をしたと書いた方が
    AEとしての立場を明確にできる。

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 ・感想
  今回午後は、選択した問題が悪かったこともあるが
  難易度がやや高かったと思う。
  論文は自分の業務に一番近い内容であることよりも、
  要求される回答が定型的で書きやすいものを選択する。
  ちなみに試験後、論文の最後に「−以上−」を書かなかったことに気がついた。

○AE試験合格を通して
 やはり午前問題免除は、全ての面において強い。
 急がば回れで、まずはソフトウェア合格から行うのが良いかもしれない。

 AE試験を通し、数々の午後I、II問題を解くことで、
 システム設計経験の少ない私が、それなりにシステム設計に口をはさむことが
 出来るようになった。試験勉強を通し、曲がりなりにもスキルがついた。
 私くらいの、まだ駆け出しSEにこそ受けてもらいたい試験だと思う。

 最後になりましたが、論文塾ならびに論文クリニック、
 主催者であるDr.エーロンこと芦屋先生には大変お世話になりました。
 この場をお借りして、御礼を申し上げます。

                           −以 上−
 

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